北海道発の食薬両用ハトムギ品種「北のはと」
ハトムギは中国南部からインドシナ半島の温帯から熱帯地域原産のイネ科の植物です。
耐温性があり、現在では北海道から沖縄まで 広い地域で栽培されています。
北海道産ハトムギの新品種「北のはと」は、平成19年に独立行政法人医薬基盤研究所薬用植物資源研究センターにて選抜・固定され、現在、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所を登録者とする食用・薬用向きのハトムギ糯性極早生品種です。
この品種の開発により、これまで栽培不適地であった北海道での栽培が可能となりました。
北海道には近縁種で交雑の恐れのあるジュズダマが自生しないため、薬用としても活用されています。
また、病虫害の少ない栽培地で化学的殺虫剤・殺菌剤を使わずに収穫しているものもあります。
(大規模栽培のため、最低限の除草剤のみ使用しています。)
ハトムギは古来より雑穀やお茶の原料として親しまれており、また漢薬では「ヨクイニン」の名前で知られています。